何かと話題の対馬ですが、やっぱり日本人が観光に行くべきじゃね?ということで10月に行ってきました。
<計画>
調べてみると、公共交通機関オンリーでは意外と見るところが少ない。
厳原:資料館、庭園、万松院 … 2時間くらいで見終わる分量
島の北部:野生生物保護センター、異国の見える丘展望台 … 興味はあるがバス+タクシーで片道2時間 さすがに厳しい
烏帽子岳展望台 … バスで行けない
万関園地展望所 … バスで行けるが高い場所じゃないから大したことなさそう
壱岐と違って定期観光バスがないのが辛い。
2時間だけの観光に対馬まで行くのは馬鹿らしいので、何か遊覧船的なものはないのか探したところ、渡海船というのがある模様。
他にないものだし、リアス式海岸が海から見られるしいいじゃないか。
しかし往復2便しかない上に往路1便は早朝なので、乗る船は実質固定される。厳原の観光もするとなると、博多のカプセルホテルに泊まって朝一の飛行機で対馬に行くしかない。
旅程は以下の通り。
※渡海船は土日は往復1便に減るため、これで行けるのは平日のみ。
※2015/5から発着が樽ヶ浜から長板浦に移ったようです。
(前日に博多泊)
福岡空港7:50-(ANA)-8:25対馬空港
対馬空港8:35-(路線バス)-8:57厳原
(厳原で観光、昼食)
厳原12:00-(路線バス)-12:21樽ヶ浜
樽ヶ浜発着所13:00-(渡海船)-14:20仁位発着所
仁位発着所-(徒歩)-和多都美神社
和多都美神社-(徒歩)-仁位バス停
仁位バス停18:05-(路線バス)-19:11厳原
仁位発着所から帰りの船に乗る手もあるが、さすがに往復3時間は飽きそうなので、海面に鳥居があるという和多都美神社へ行くことに。少し遠いけどバスの待ち時間が4時間あるから何とかなるだろう。
<宿泊>
韓国観光客に押さえられているのか、予約サイトで空きが全然ない。
唯一あったホテル対馬はレビューが低く心配だったが、やむを得ないのでそこに泊まった。
入口が工事中で分かりにくいのを除けばまあ普通のホテルだった。
<当日>
対馬空港から路線バスで厳原へ。車窓から門が見える。
かなり狭く、15分もあれば見終わるが、無料なので文句を言ってはいけない。なお新設の博物館を計画中とのこと。
対馬宗家の記録資料である宗家文書は国会図書館のサイトで見たことがあったが、この資料館は1ケタ多い点数を所蔵しているそう。デジタル化して公開してほしいところ。
途中で韓国人観光客が10人ほど入ってきて、熱心にガイドの説明を聞いていた。
この後も韓国の団体はよく見かけたが、特筆することもなく普通の団体観光客だった。
万松院 ここはスゴい。朝鮮から贈られた三具足が。
近くで見られて良かったが、やはり盗難が心配になる。
ここまでで所要2時間。バスまであと1時間もある。
とりあえず対州庵でいりやきそばを食べ、ショッピングセンターを見て回る。
それでも30分余ったので、上の図書館でツシマヤマネコの本を読んで時間を潰した。
バスでいよいよ渡海船の発着所へ。樽ヶ浜バス停は発着所の目の前で、降りたのは自分一人。
船内では地元の方らしきお婆さんが談笑中。
発船まで40分あるので、ガルフレ仮の対抗戦をしながら待つ。
5分前に乗船。適当に座ると、乗務員が行き先を聞いて発券した。
後ろの扉から外に出てもよいとのこと。
客はお婆さん3人とおじさん1人で、お婆さん達は次の発着所で、おじさんも道中半分程度で降りる。あとは乗務員2人に客が1人(自分)という状態。これじゃ土日に減便されるのもやむなしか…。
とはいえ80分も乗ってさすがに飽きてきたところで仁位発着所に到着。
直前に海側から和多都美神社が見える。
ここから神社まで徒歩35分かかった。橋を渡るのに結構遠回りになるのがきつい。
渡海船がここに発着してくれれば楽なんだが…。そういうわけにもいかないのだろうけれども。
和多都美神社に到着。ここにも韓国人観光客が十数人。日本人は数人。
いい神社なのに韓国の人が来てくれなかったら閑散としてたんだよな。日本に興味を持って見に来てくれるだけで有り難いことです。
ここから山を登ると烏帽子岳展望所があり、眺めも相当良いらしいが、足が無理そうなので撤収。韓国人団体は観光バスで上に向かっていた。
バス停でさらに1時間待ち。トイレがあって助かる。
客は学生が多かった。
厳原に予定通り19:11着。ホテルの夕食が19:30までなので結構ぎりぎり。
対馬名物の石焼き。
時間のせいか他に客はなく、自分一人のために料理の人が残っていたようでちょっと悪いことをした…。
<まとめ>
人が多ければ渡海船+和多都美神社はいいルートになりそうなので、訪問者が増えることを祈るばかりです。